小説 悪霊 注;これは小説であって架空の物語です
はじめに 2008年11月8日(土)夜、父恩田重留(おんだしげる)が死んだ。当日朝、私恩田謙は父の臨終に立ち会うため姉中村ゑつと共に家族を引き連れては仙台市の恩田重留の自宅に泊まり、父の入院先を訪訪れた。父が亡くなった後私達は弟恩田臺(おんだだい)の自宅に彼の家族と共に集った。そこで臺はおもむろに父の公正遺言証書を私と姉に提示した。そこには父の全財産を臺に相続させる旨が書いてあり、その日付は8年前の2001年11月22日で証人は臺の義母の浅井阿恵だった。 なぜ父は自分の遺言を公正遺言証書にしたのだろうか?なぜ浅井阿恵はその証人になったのだろうか?なぜ臺は8年間も父の公正遺言証書のことを兄謙、姉ゑつにも知らせなかったのだろうか? この1年程前、臺は多磨霊園にある恩田家の墓所の管理人を父から自分に変更した旨知らせて来た。この墓は私の愛する娘が眠る墓であって、父の死後私が永年世話をすることを臺も含め両親家族と約束していたはずだった。その為私は臺とかなりの言い合いをしたのだった。 どうしてこんな事になったのか? 目 次 1. ヨブ記に寄せて 2. 父と母について 3. 多磨霊園の恩田家の墓の名義変更 4. 父重留と弟臺への訴え 5. 親戚のサポート 6. 父の引越、入院、見舞 7. 父の召天、遺言書の開示 8. 葬儀、遺言書、相続 9. 埋骨、形見分け 10. 弁護士へ依頼 11. 家庭裁判所で調停 12. 姉の自宅の権利書 13. 裁判 14. 敗訴、その後 15. 父の家の取壊し通知 16. 父の家の鍵 17. 恩田鷹一召天100周年記念の会 18. T.T.弁護士の解任 19. 臺は墓参をしていない 20. 臺は両親に大事にされていなかった 21. 生前贈与金額の誤魔化し 22. 父の家の取壊し 23. 神能弁護士が弁護を受任 24. 調停申立の提出 25. 疑問だらけの相続資産評価 26. 第1回家庭裁判所調停 27. 臺が独断に走った原因 28. 主張書面(1) 29. 第2回家庭裁判所調停、遺留物品の調査 30. 恩田重留記念館の設置 31. 主張書面(2)、第3回家庭裁判所調停 32. 主張書面(3)、第4回家庭裁判所調停 33. 歴史資料の保存の働きかけ 34. 第5回家庭裁判所調停 35. 恩田 達へのメール |