日本の心

 

「日本を知る百編」計画のご案内

 

日本人のクリスチャンが人口比1%に満たない問題の原因を数十年間考えてきました。そしてその原因が、牧師を含め日本のクリスチャンが外国の神学を求めて語るばかりであることに気付きました。なぜでしょうか?日本人が日常考え、使っている言葉で語りかけなければどんな言葉も相手の心には届かないからです。

 

その様な言葉は日本人が二千余年、縄文時代を含めれば五千年間の神道や仏教や儒教の思考が沁み込んでいるのですから、日本人が日常語る言葉で語りかけなければならないのにそれが出来ていないのです。欧米の翻訳語ではなく、人々の心に刺さる言葉を使えるようにならなければならないのにそれができていないのです。

 

ではどうしたら良いのでしょうか?日本の過去の思想書、文学書を一篇でも多く読み、知り、理解すべきでしょう。でも日本に残されている思想書、文学書の数は膨大で、その内のどれを読んだら良いのか選択に迷います。それに古語で書かれてある作品を注釈書を片手に読み進めて行く作業はかなりの負担になります。そこで、日本の思想書、文学書から代表的な作品を100篇選び、それを現代語に訳して一冊の本に纏めることを考えました。この発送は聖書です。聖書にはユダヤ人の思想書、文学書が66篇納められていて、現代の日本人も簡単に手に取って読み、ユダヤ人の神学に触れることができるようになっています。

 

その本はこんな感じです。

 

この一冊には読んでおくべき作品百篇が収録してあり、全てが聖書のように現代語訳してあります。どの作品も、読めば日本人のこころの構造、言葉遣いの基礎が身に付くというものです。

 

この様に1冊の本にする利点はどこにあるのでしょうか?それは手軽さです。この本を手元に置いて気が向いた時に読めると想像してみてください。日本の代表的な古典が一冊の中に入っているので、その中から気が向いた作品を読めば間違いありません。それに枕草子や歎異抄など古典の名作を読んでみようとしても作品を個別に買わなくても済みます。読むのは古語の原文ではなく現代語なので楽に読めます。本格的に古典を読みたくなったら専門書をお買いになれば良いでしょう。

 

この様な本を実現するには多くの人の協力が必要です。それには以下の段階を踏んで行かねばならないでしょう。

1.     多くの人にこの企画を知ってもらう

2.     プロジェクトの実行委員を組織する。委員は編集委員、執筆委員で構成する。

3.     どんな作品を収録するか、多くの人が提案し、議論し、選択する

4.     収録作品の現代語訳を選ぶ。無ければ誰かに翻訳を依頼する

5.     書籍の企画を出版社に提案し、支援を受ける

6.     プロジェクト資金をクラウドファンディングで募集する。

7.     日本語版の大人向け書籍を発行する。書籍は全国の教育機関に販売すると共に電子書籍形式で、ネットで販売する。

8.     中高生、小学生向けの日本語版書籍の構成を実行委員会が纏め、必要なら執筆者に執筆してもらう。

9.     中高生、小学生向けの日本語版書籍を発行し、全国の小中高校に販売する。

10.   日本語版の外国語版の書籍を作成し海外の日本語学校、政府機関などに販売する。

 

では、どういう作品をこの本に収録すれば良いのでしょうか?それを皆さまと、先ずはご一緒に考えてゆきたいと思います。収録すべき作品を提案して頂きたく存じます。便利のために収録候補作品の一覧を作りました。江戸期までの代表的な古典文学を216篇、思想家を182人選んであります。この中から選んで頂いても結構ですし、別途推薦して戴いても結構です。また、万葉集や源氏物語は膨大ですから、その内どの部分を収録するべきか、ご意見をお寄せ頂ければと存じます。以下をクリックして一覧をご覧になり、ご意見、感想を以下のFaceBookサイトに投稿したり support@ekyoukai.org までメールでお教えください。

 

明治維新以前

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