日曜オルガニストの覚え書き

 

2021321

 Franklin Ritter編曲“Sweet Hour of Prayer”<静けき祈りの時> 

 

受難節第5週にはいりましたが e教会の皆様はいかがお過ごしでしょうか。

COVID19関連のニュースに一喜一憂する人間界のことなど知らぬげに 花暦も着々と紐解かれて行き・・・移動祝日のイースターが近づくと「今年の復活主日にはどんな花が咲いているだろう?」と想像して楽しんでしまうエウオウです。

 

さて。

緊急事態宣言が出ようが解除されようが 変わらず巣ごもり状態を余儀なくされているエウオウのところに 所属教会の会堂係の方からメールが。

 「エウオウさん ひょっとして平日に教会にいらしたりしました? あなたのオルガンシューズに いつのまにか袋がかぶせてあるのを見つけたのですが・・・」

いいえ私じゃありません。

靴箱の隅に並べたまま丸1年経ってしまったオルガンシューズを どなたかが気遣って塵除けを掛けて下さったのですね。おんぼろ靴にそんなお気遣いを頂いてしまい キリストに足洗っていただいたペテロの心境。(いやそれ以前にオルガニストがシューズにホコリ溜めるなんて ありえない!)

 

 本多記念教会のリードオルガンにもなかなか再会できません。残念ですが e教会も今回は拙宅の電子オルガンで 奏楽当番のヘビロテ曲をアップさせていただこうと思います。静まって黙想したいような時にお使いいただければ幸いです。

 

曲はフランクリン・リッター(Franklin Ritter)の編曲による“Sweet Hour of Prayer”。直訳すると「甘き祈りの時」とでもなるのでしょうが 日本では『讃美歌』310番「しずけきいのりの」(『讃美歌21』では歌詞を少し変えて495番「しずけき祈りの」)として親しまれている讃美歌のアレンジです。

 

前回の“Chapel Chimes”同様 アメリカのThe Lorenz Corporationから出ているアルバム“Chimingsに収められています。そして編曲者Franklin Ritterとは これもまた前回のDavid Paxtonと同様 多作の作曲家Lani Smithのペンネームの一つです。((演奏時間約2分)

 演奏はココをクリック 

エウオウ記

 

 

 

20201220

<デイヴィッド・パクストン(David Paxton)作曲

 『礼拝堂の鐘』(Chapel Chimes)>

教会・教育音楽を専門に手掛けるアメリカの出版社、The Lorenz Corporationから出ているアルバム、“Chimingsに収録されている、1曲です。

作曲家パクストンについてですが、この名前から「ああ、あの作曲家か」と思い浮かべられる方は、そう多くないのではないでしょうか。

実は「David Paxton」はペンネームで、本名はLani Smith1934-2015)といいます。オハイオ、ミシガン、カリフォルニアの教会でクワイアディレクター・オルガニストを務めながら、大小様々な編成の作品を書き、バロック時代の巨匠達をも凌ぐと言われるほどの多作であったスミスですが、同時に自作曲を含むアルバムの編纂も手掛けており、そうした際の事情によるものか、Paxton以外にも幾つものペンネームを使って自作を発表していたのです。

本作品を収めたアルバム“Chimings”でも、 全25曲中13曲が実はスミスの手によるものでありながら、David PaxtonEdward BroughtonFranklin RitterTom BirchwoodGerald Peterson、そして本名のLani Smith、と6つの名前を使い分けています。

しかし、この曲集で見る限り、特に名前ごとに書式を変えるなどの音楽的意図があって使い分けていたのではなさそうで、私などは当初、予備知識もなくこの曲集を手に取って「こんなに大勢の作曲家の共著なのに中々統一感のある曲集だなあ」と、感心したものでした。

Lorenz社のサイトの作曲者紹介ページ

https://lorenz.com/composers-and-authors/meet-our-composers/lani-smith

に、本名Lani Smithで詳しい解説とポートレートが掲載されています。(他のペンネームではヒットしません。これ以上私のような迷子が出ないよう、Lorenz社に逆引きリンクの付加を提案しているところですが、どうも、やってくれなさそう・・・。)

(演奏時間約230秒)

20201220日エウオウ記

 

2020年クリスマスに  

<ごあいさつ>

 クリスマスおめでとうございます!

e教会の皆様、はじめまして。

東京近郊の教会で、クワイア指導とオルガンご奉仕をしております私・・・名乗るほどの者ではありませんが、名無しではお話もしづらいかと思いますので、そう、「エウオウ」とでもお呼びいただければ幸いです。時々出没して、礼拝音楽にまつわるメモとか、独り言とか(twitterの隆盛につられて、ついつい「つぶやき」と書きそうになりましたが、確かクリスチャンはつぶやいてはいけないのだった・・・)諸々書かせていただきたく・・・どうぞよろしくお願い申し上げます。

さて。

新型コロナのパンデミックが収まらない中、いつもとは違う形でクリスマスを祝っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。私も、長らく所属教会のご奉仕が出来ないまま、クリスマスを迎えています。

そして実は数年前から、管理人の本多兄にお誘いいただき、本多記念教会の礼拝堂の佇まいとリードオルガンの音色に感銘を受けて、自分の拙い演奏でもe教会にお役立ていただけるなら・・・と準備をすすめていたのですが、これもコロナのおかげでストップしてしまいました。

でも、じっと手をこまねいているのも残念ですので、以前2度ばかり本多記念教会にうかがった際に録りためていた、リハーサル音源を掘っくり返して探したところ、まあまあまとまっている部分を見つけ出しまして、この度1曲アップしていただけることになりました。

 奏はココをクリック 

曲はアメリカの作曲家による『礼拝堂の鐘』(Chapel chimes)という作品で、リードオルガンによく合う比較的新しめのスタイル、サイズも小さく明るい曲なので、こども礼拝などにもお使いいただけるかと思います。巷では、「鐘」はクリスマスのシンボルの一つみたいになっていますが、この曲自体は特にクリスマス用と言うわけではなく、通年OKです。礼拝のはじめに心を整える時などに用いられることがありましたら幸いです。

別ページに簡単な解説も書かせていただきました。ささやかですがe教会へのクリスマスの捧げものとさせていただきたく・・・

皆様にホリデイシーズンの祝福をお祈り申し上げます。          

2020年クリスマスに エウオウ記