前奏、後奏に使用される曲     (演奏再生は曲名をクリック)

曲名;ふるき年はゆきぬ

作曲;ヨハン・ゴットフリート・ヴァルター  演奏;福井あや子

作曲者のヨハン・ゴットフリート・ヴァルターは、ドイツの後期バロック音楽の作曲家で、オルガニストでもあり、音楽理論家としても活躍しました。バッハの従兄でもあり、バッハとともに、18世紀のイタリア音楽を鍵盤楽器用に編曲したほか、オルガン曲もいくつか作曲しました。この曲は「ふるき年はゆきぬ」というタイトルですから、新らしい年の礼拝の前奏に相応しいでしょう。木岡英三郎編「オルガン・ブック第五集」に収録されています。

曲名;

作曲;ヨハン・ゴットフリート・ヴァルター  演奏;福井あや子

ト長調で四分の三拍子の弾きやすい曲です。この曲の中には、フレーズが「1の和音」で終わる箇所がいくつかありますから、献金の際のように、曲の途中で演奏を終わりにしなければならない場合などに便利です。テンポが早くなり過ぎないように、献金を集めている担当者の歩き方を見ながら演奏して、どこで弾き終えるかを判断すると良いでしょう。大中寅二作曲『オルガン聖曲集』(オルガン曲集1)に収録されています。

曲名;Christe eleison キリストよ あわれみたまえ

作曲;J.S. Bach  演奏;福井あや子

原題は“Christealler Welt Trost”(キリストよ、われらをあわれみたまえ)です。カトリック教会で、謝恩・贖罪・恩寵などの賛歌として演奏されるミサ曲が基になっています。木岡英三郎編 “Liturgical Organ Book”(待降節、復活節、聖霊降臨などの教会暦に沿った礼拝用オルガン曲集)に収録されています。 (福井あや子 記)

曲名;I want to be a Christian 弟子にしてください

作曲;黒人霊歌、 讃美歌第2編 173番  演奏;福井あや子

原曲はアメリカの黒人霊歌です。1978年に日本基督教団讃美歌委員会から出版された『讃美歌第二編』に収録されています。1951年にアメリカでThe Westminster Pressから出版された“The Hymnal for Youth”にも、1967年に日本で出版された『讃美歌第二編』にも、収録されています。 「でしにしてください わが主よ こころのそこまで でしにしてください」という歌詞が繰り返し歌われます。 (福井あや子 記)

曲名;アッシジの聖フランシスコによる平和の祈り

作曲;高田二郎、 編曲;松田  演奏;福井あや子

この「平和の祈り」は、13世紀にイタリア半島で活動したフランシスコ会の創始者であるアッシジの聖フランシスコに由来すると広く信じられ、愛唱されてきました。マザー・テレサ、ヨハネ・パウロ二世、マーガレット・サッチャーなど、宗教家や政治家が演説の中で、この祈りを朗誦したり引用したりしました。日本の教会では、高田三郎作詞、松田孝一編曲のこの曲を、聖歌隊が奉唱することもあります。 (福井あや子 記)

曲名;Communion

作曲;A.W. Marchant  演奏;福井あや子

Communion”には「霊的な交わり」という意味があり、「聖餐式・聖体拝領」を表す言葉として使われます。聖餐式でのパンの拝受には「イエス・キリストの体を受ける」という意味があり、ぶどう酒の拝受には「イエス・キリストの血潮を受ける」という意味があります。

木岡英三郎編『ハルモニウム・オルガン曲集 第T巻』に収録されています。  (福井あや子 記)

曲名;聖なるかな

作曲;シャルル・グノー  演奏;福井あや子

近代フランスの作曲家、シャルル・グノーの『荘厳ミサ曲』(St.Cecilia Mass)の中の“Sanctus”(カトリックの聖餐式)の曲です。園部順夫編『教会オルガン曲集』第二巻に収録されています。原曲では、冒頭部分がソプラノの合唱、中盤は独唱者によって歌われ、終わりの部分は混成合唱で「聖なるかな、聖なるかな、万軍の主よ、汝の御名を讃えまつらん」と音量豊かに歌われます。(福井あや子 記)

曲名;後奏曲

作曲;大中寅二  演奏;福井あや子

大中寅二は、作曲家、教会のオルガニスト兼合唱指揮者として、二十世紀半ばに半世紀以上活躍し、とりわけ教会音楽を数多く作曲しました。大中寅二は、童謡の「さっちゃんはね」「犬のおまわりさん」などを作曲した大中恩の父親です。この『後奏曲』は、日本基督教団出版局から発行された「オルガン曲集」シリーズの『オルガン聖曲集』(大中寅二編)に収録されています。 (福井あや子 記)

曲名;前奏曲

作曲;大中寅二  演奏;福井あや子

この前奏曲も、前述の『オルガン聖曲集』に収録されています。大中寅二が作曲したのは、教会音楽だけではありません。1936年に発表された歌曲の『椰子の実』(名も知らぬ遠き島より流れ寄る椰子の実一つ)の作詞者は島崎藤村、作曲者は大中寅二です。 (福井あや子 記)

曲名;前奏 

作曲;大中寅二  演奏;福井あや子

この曲も、日本基督教団出版局から発行された「オルガン曲集」シリーズの『オルガン聖曲集』(大中寅二編)に収録されています。曲の冒頭には「厳かに、しかし、やわらかに」という寅二自身の指示が書かれています。  (福井あや子 記)

曲名;後奏曲 (昭和22年の1月からNHKの「おやすみの番組」の中で毎晩弾いたものです。)

作曲;大中寅二  演奏;福井あや子

曲名;「大路を旅する汝らよ」

作曲;Theodore Dubois  演奏;福井あや子

作曲者のデュボワは、19世紀後半から20世紀の初めにかけてパリを中心に活躍したオルガニスト兼作曲家です。この曲には、旧約聖書「ルツ記」に記されたナオミとルツの物語を通して、人生行路の苦しみと悲しみが表現されています。園部順夫編『教会オルガン曲集』に収録されています。教会では、受難週(イエス・キリストの受難を覚える期間)に演奏されます。 (福井あや子 記)

曲名;「十字架上の最後の7言」より

作曲;Franz Joseph Haydn  演奏;福井あや子

18世紀の半ばから後半にかけて活躍したフランツ・ヨーゼフ・ハイドンの作曲で、原曲は管弦楽曲です。ハイドンは古典派を代表するオーストリアの作曲家で、数多くの交響曲と弦楽四重奏曲を作曲しました。日本基督教団讃美歌委員会編の『祝祭用オルガン聖曲集』第二編に収録されています。人の罪を贖うために十字架に架けられたイエス・キリストを想いつつ、ゆっくりとなだらかに演奏します。  (福井あや子 記)

曲名;聖乙女

作曲;Nicolas Lebegue  演奏;福井あや子

作曲者のベーグは17世紀後半に活躍したフランスの作曲家、オルガニスト、ハープシコード演奏家です。オルガニストとしては、パリを中心に活躍しました。この曲はクリスマス・カロルとして、待降節(イエス・キリストの誕生を待ち望む期間)からクリスマスにかけて演奏されます。日本基督教団讃美歌委員会編『祝祭用オルガン聖曲集』第一編に収録されています。  (福井あや子 記)

曲名;Allegro maestoso e vivace

作曲;Felix Mendelssohn 演奏;福井あや子

作曲者のメンデルスゾーンは、19世紀前半のドイツ・ロマン派の作曲家・指揮者で、オルガニストでもありました。祖父は哲学者、姉は作曲家という恵まれた環境で、幼い頃から音楽の才能を示しました。この曲は、クリスチャン・ミュージック・センター出版の『Mendelssohn for Manuals』に収録されています。巻末に「明るく、はっきりした音で演奏するように」という指示が書かれています。 (福井あや子 記)

曲名;Adagio

作曲;Felix Mendelssohn 演奏;福井あや子

この曲もメンデルスゾーン作曲で、『Mendelssohn for Manuals』に収録されています。題名が「アダージョ」ですから、急がずにゆっくりと演奏します。音色は「明るく、はっきりとした音」を選びます。 (福井あや子 記)

曲名;クルーズ河の歌

作曲;Cesar Franck 演奏;福井あや子

作曲者のセザール・フランクは、1822年にネーデルランド連合王国(現在のベルギー)に生まれ、幼いうちからピアノの才能を示し、12歳で最初の演奏会を開きました。この曲は日本基督教団讃美歌委員会編の『祝祭用オルガン聖曲集 第二編』に収録されています。曲目の解説には「古い民謡かキャロルに基づいているから、牧歌のような素朴な気分で演奏するように」と書かれています。 (福井あや子 記)

曲名;クリスマスキャロル(古謡)

作曲;Cesar Franck  演奏;福井あや子

作曲者のセザール・フランクは、弟のジョゼフと共に英才教育を受けましたが、父の意に沿わない結婚をして父と不仲になったため、ピアノ教師、教会オルガニストとして慎ましい生活を送りました。この曲は木岡英三郎編の『ハルモニウム・オルガン曲集 第一集』に収録されています。楽譜には“Maestoso”(荘重に)という指示がありますから、馬小屋に生まれた救い主イエス・キリストを想いつつ、重々しい感じで演奏すると良いでしょう。 (福井あや子 記)

曲名;キリストは死よりよみがえり給えり

作曲;Sir George Job Elvey   演奏;福井あや子

作曲者のエルヴィーは1816年にイギリスで生まれ、19歳でセント・ジョージ・チャペルのオルガニストに任命されてから、47年間その地位を離れず、その間、オラトリオ(聖譚曲)やアンセム(祝曲)を数多く作曲しました。エルヴィーの曲は、イギリスだけではなく、アメリカやカナダをはじめ英語を話す国々では、教会音楽として広く愛されています。この曲は、イースター(復活節)の祝歌です。日本基督教団讃美歌委員会編の「祝祭用オルガン聖曲集第2編」に収録されています。イエス・キリストの復活を祝って、喜びの気持ちを抱きつつ演奏します。

曲名:聖餐式

作曲:Frederick Scotson Clark   演奏;福井あや子

作曲者のクラークは1840年にロンドンで生まれ、幼い頃から母にピアノを習いました。パリに留学してオルガンを学び、14歳でリージェント・スクエア教会のオルガニストとなり、その後、ロンドンの各教会のオルガニストを転々とした後に、ドイツで在独英国人教会の牧師となりましたが、音楽の勉強も続け、33歳で再びオルガニストに復帰しました。作曲家としても500曲以上の作品を書き残しました。この曲は、日本基督教団讃美歌委員会編の「祝祭用オルガン聖曲集第2編」に収録されています。