長崎の活水学院の理事長だった山口義人氏が活水の生徒たちへの奨励(講和のようなもの)を主にまとめたのがこの本だ。なので、語り口は平易で、キリスト教を全く知らない、あるいは親からキリスト教を信じないよう言われている10代の若者に「キリスト教ってそういうものなのか」と思わせる、キリスト教入門になっている。一般的にキリスト教の入門書は牧師や宗教学者が書いた、とっつきにくいものが多いが、山口氏の語り口は「キリスト教ってなんか怪しい」と思っている若者に親しみを感じさせる点で、若者だけでなく宗教のプロにも一読して頂きたい。

 

ユニークなのは、著者が東京大学法学部を卒業後三菱電機アメリカの社長として米国でビジネスを成功させ、三菱電機を専務として退社し、その後活水学院で理事長として多くの反対を押し切って看護学部を導入して成功させた方で、産業界、教育界で実績があることだ。この本には最後発で米国市場に参入し、米国人の信頼を勝ち取り、競争に勝ち、新規ビジネスの基盤を築いた著者の活動を支えた著者のさまざまなエピソードや世界観が描かれている。その意味で、この本は日本の若い企業人にも読んで欲しい本だ。

 

三菱電機の専務にまでなった厳つい風貌の著者が芸能人の美輪明宏と同級生で共に音楽をやっていたエピソードなども思いがけない。ぜひ手に取ってご覧ください。以下は目次とその概要です。

 

まえがき-―――どうしてこの様な題名の本を執筆しようとするに至ったか?

第1章        宗教とは―――科学の時代になぜ宗教が必要か?

第2章        キリスト教とは―――世界最大の宗教であるキリスト教はどんなものか?

第3章        なぜキリスト教か―――科学の時代になぜキリスト教が必要なのか?

第4章  臨死体験真善美―――著者の臨死体験から宗教の必要性を語る

第5章  貴方の考えで世界が変わる―――ちっぽけな個人である自分でも考えを変えれば世界が変わるということ

第6章  理詰め 美輪明宏―――美輪明宏との中学時代の交友について

第7章  生まれ変わり―――美輪明宏が天草四郎の生まれ変わりについて

第8章  「私の信仰」―――著者が信仰を持つに至った経緯について

第9章  「喜びと感謝の人生」―――母君から受け継いだ信仰について

第10章 「復活」(その1)―――本来はあり得ない復活を信じることについて

第11章 「復活」(その2)―――復活が物理の法則と合致していること

第13章 「奇跡」―――奇跡を信じることはどういうことか?

第14章 「迷える子羊」―――汚い競争社会で生きる上で必要なことは?

第15章 「愛」―――様々な愛とキリスト教の愛について

第16章 新約聖書を読む―――新約聖書を初めて読む人のために

第17章 四福音書を読む(公生涯)―――新約聖書の中にある、イエスの生涯を描いた書(福音書)を初めて読む人のために

第18章 四福音書を読む(最後の一週間)―――福音書の中の、イエスの生涯の最後の一週間を描いた部分を読む人のために

第19章 川崎牧師の説教―――著者が毎週通う教会の、聞くのを楽しみにしている牧師の説教(お話し)の一つをご紹介

 

著者略歴;1834年7月15日長崎県生まれ。1957年東京大学法学部卒業、1982年MITスローンスクールSEC修了。三菱電機名古屋営業所を経て本社勤務後、米国三菱電機社長、同会長、三菱電機常務海外営業本部長、専務取締役を歴任1998年退社。2006年より活水学院理事長(〜2014年)。現在株式会社Sennet取締役会長、STY社長、KONAUS LLC. EVP. CFO他。日本基督教団鎌倉雪ノ下教会会員

著書;「TRONは世界標準化競争で勝てるか」(日刊工業新聞、2007年)他

 

書名;貴方キリスト教を信じませんか

著者;山口義人

出版社;教文館

価格;1000円(税込み)

 

この書籍をお分けします。,000円(郵送料込み)を以下銀行口座にお振込みの上、送付先を support@ekyoukai.org までご連絡くださるか、

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銀行口座;三井住友銀行 光が丘支店 (普)0775660 ケンコンサルティング

 

著者の山口氏とekyoukai管理人の本多謙は22世紀学会(22ca.org)の理事として共に会の運営に関わり親しくさせて頂いています。管理人が歌う歌曲の伴奏をして頂いたこともありました。山口氏は法学部出身なのに技術も理解し、プロ顔負けのピアノの奏者でもあり、三菱電機では何でも出来る「スーパー山口」と呼ばれていました。22世紀学会では22世紀に生きる我々の子や孫の為に日本の産業の種蒔きをするべく活動しています。ご興味のある方はhttp://www.ekyoukai.org にアクセスしてみてください。